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化学物質の毒性評価担当者の必携書
定量的構造活性相関

QSAR手法を用いた化学物質の手計算による毒性予測
第6巻 発癌性の予測

[コードNo.01LIC006]

■著者/ 松尾 昌
住友化学工業(株) 生物環境科学研究所 研究主幹
大阪大学 先端科学技術共同研究センター 客員教授
工学博士
■体裁/ A4判 140頁
■発行/ 1999年 3月 1日 (株)エル・アイ・シー
■定価/ 11,000円(税込価格)

信頼性の高い文献を基にしたQSAR手法の手計算を習得すると…
 @該当化学物質及び類似物質の性質(定量的毒性)が把握できる
 AコンピュータによるQSAR結果の検証が可能
 B今後の新規開発物質の方向性を探るのに有効

構成と内容

 【解 説】
  1.はじめに
  2.発癌性試験   
  3.発癌性とQSAR
   3.1 発癌性とQSAR式
   3.2 追加パラメータ
    1)Agent Score(エイジェント・スコア;剤遺伝毒性スコア)
    2)CASE(Computer Automated Structure Evaluation)における部分構造
    3)警告部分構造(S/A:Structural Alert)
  4.QSAR手法を用いた手計算による発癌性の予測
   4.1 チャートの使い方 
  5.おわりに
  6.引用文献

 【QSAR手法に必要なパラメータ一覧(付表)】
  1.Hammettの置換基定数(σ)
  2.Taftの置換基定数(σ*)
  3.TaftのEs
  4.Le Bas分子容(V)
  5.代表的な化合物のlogP
  6.疎水性置換基定数など 
  7.Smallの分子引力定数(F)
  8.金属のSoftnessパラメータ(σp)
  9.結合屈折 
  10.代表的な置換基のMR
  11.STERIMOLパラメータ
  12.Swain−Scott定数(s)
  13.Agent Score
  14.CASE における部分構造
  15.警告部分構造(S/A)
   *その他のパラメータは該当文献の項に記載

 【手計算による発癌性予測チャート】

 【文献からみたQSAR式(文献名,化合物,実験条件,使用パラメータ,
  計算式,予測値と実測値,計算例)】
No.文献化学物質
No. 1Barbin,A.ら Mut.Res.モノ、ジアルキル化剤及び塩化ビニル代謝物
No. 2Vogel,E.W.ら Mut.Res.アルキル化剤
No. 3Vogel,E.W.ら Mut.Res.DNA架橋剤
No. 4Vogel,E.W.ら Mut.Res.抗癌剤(ナイトロジェンマスタード, アジリディン, ニトロソウレア, アルカンスルホン酸白, 金化合物, エポキシド)
No. 5Wishnok,J.S.ら Br.J.Cancerニトロソアミン類
No. 6Wishnok,J.S.ら Chem.-Biol.Interact.ニトロソアミン類
No. 7Wenzel,U.ら PharmazieN-ニトロソアミン類
No. 8Edelman,A.S.ら Chem.-Biol.Interact.N-ニトロソジアルキルアミン類
No. 9Frierson,M.R.ら Environ.Mutag.
Wishnok,J.S.ら Brit.J.Cancer
ニトロソアミン類
No.10Frierson,M.R.ら Environ.Mutag.
Wishnok,J.S.ら Chem.-Biol.Interact.
ニトロソアミン類
No.11Lewis,D.F.V.ら Drug Metab.Rev.ジアルキルニトロソアミン類
No.12Singer,G.M.ら Chem.-Biol.Interact.環状ニトロソアミン類
No.13Frierson,M.R.ら Environ.Mutag.
Singer,G.M.ら Chem.-Biol.Interact.
環状ニトロソアミン類
No.14Bartsch,H.ら Mut.Res.直接アルキル化剤(10種)
No.15Miertus,S.ら Int.J.Quant.Chem.
Frecer,V.ら
ニトロソアミン類、ニトロソウレア類
No.16Qianhuan,D. Sci.China多環芳香族炭化水素類(49個)
No.17Laszlo v. Szentpaly J.Am.Chem.Soc.多環芳香族炭化水素類
No.18Rachin,E.ら Quant.Struct.-Act.Relat.多環芳香族炭化水素(40種)
No.19Simon,Z.ら Rev.Roum.Chim.多環芳香族炭化水素類(ベンズ[a]アントラセン類/メチルベンゾ[a]ピレン類)
No.20Cavalieri,E.L.ら Chem.-Biol.Interact.芳香族炭化水素(91種)
No.21Herndon,W.C.ら J.Mol.Struct.(Theochem)多環芳香族炭化水素
No.22Lewis,D.F.V. Xenobiotica多環芳香族化合物
No.23Zhang,L.ら Chem.-Biol.Interact.多環芳香族炭化水素(30種)
No.24Zhang,L.ら Chem.-Biol.Interact.多環芳香族化合物(29種)
No.25Cavalieri,E.L.ら Pharmac.Ther.多環芳香族炭化水素(20種)
No.26Sakamoto,Y.ら Chem.Pharm.Bull.多環芳香族炭化水素類(81種)
No.27Lewis,D.F.V.ら Mut.Res.メチルベンズアントラセン誘導体
No.28Lewis,D.F.V. Drug Metab.Rev.多環芳香族化合物
No.29Lewis,D.F.V. Drug Metab.Rev.メチルベンズアントラセン誘導体
No.30Hansch,C.&Fujita,T. J.Am.Chem.Soc.多環芳香族炭化水素類/多環複素環化合物
No.31Niculescu-Duvaz,I.ら Carcinogen.多環複素環類 (ベンゾチオピラノキノリン類/ベンゾチオピラノインドール類)
No.32Irie,K.ら Carcinogen.インドールラクタム類(発癌プロモータ)
No.33Zhang,L.ら Chem.-Biol.Interact.芳香族及び複素環化合物(239種)
No.34Hansch,C.&Fujita,T. J.Am.Chem.Soc.アゾ化合物(ジメチルアミノアゾベンゼン類)
No.35Frierson,M.R.ら Environ.Mutag.
Hansch,C.&Fujita,T. J.Am.Chem.Soc.
アゾ化合物(ジメチルアミノアゾベンゼン類)
No.36Zeiger E. Can.Res.米国NCI/NTP化合物(224種)
No.37Ashby,J.ら Mut.Res.米国NCI/NTP化合物(222種)
No.38Benigni,R. Mutag.NTP化合物(44種)
No.39Bakale,G.ら Carcinogen.一般化学物質全般(88種)
No.40Metzger,B.ら Risk Anal.化学物質全般(264種)
No.41Benigni,R.ら Carcinogen.化学物質全般(205種)



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『QSAR手法を用いた化学物質の手計算による毒性予測(哺乳動物)』
  第2巻「亜急性,慢性毒性の予測」
  第3巻「刺激,アレルギー性の予測」
  第4巻「生殖・発生毒性の予測」
  第5巻「変異原性の予測」
  第6巻「発癌性の予測」
  第7巻「吸収,分布,代謝,排泄(ADME)の予測」
『QSAR手法を用いた化学物質の手計算による生態毒性予測(環境生物)』
  第1巻 急性,亜急性,慢性毒性,繁殖性など
  第2巻 生分解性


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